《手びねり》《ろくろ》陶土
陶芸は柔らかい土が、固い陶器に仕上がるまでの多くのプロセスを丁寧に積み重ねる忍耐を要する仕事です。特に素材である土の扱いを学び、刻々と固さが変わる土の状態にタイミングを合わせて、様々な造形に挑戦します。自分の感性を土に置き換えて表現することが出来るのです。
土の塊から好きな形を作り、中をくり抜き蓋物に仕上げる作品からは、作者の造形感覚や日頃のものに対する考え方、制作への意欲が感じられます。
3・4年生は基礎の技術を使い、壺や傘立てなどの大物、テーブルウェアなどろくろによる制作も課題です。装飾や施釉の方法についても工夫が多く見られます。授業では創る喜びを味わい、技と心の育つ場でありたいと願います。
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指導|吉田文代