色と形の料理|男子部中等科1年[2021]

《色彩構成》色紙、画用紙


 画面の上で料理をする。色の種類、サイズの大小、曲線と直線。色紙から様々な色と形を、ハサミを使って、出来るだけ多くの種類を切り出す。材料が揃ったら、画面の上に心地よい配置を探ってみる。色紙を使うことで、自由に動かすことが出来き、どのタイミングでもバランスを再構成、微調整出来るメリットがある。

 不思議といくつかの材料を組み合わせるだけで、残りの部分もおのずと導かれる。その日、その瞬間の自分の感性には逆らえない、良い意味での不自由さが、画面を創り上げていく。そうして出来た一品料理のような画面は、一期一会であり、誰かのレシピをなぞる再現ではない尊さがある。初めての料理は絶品ではないかもしれないが、いつか自分だけのレシピが生まれる瞬間を待つ予感をそれぞれに秘めているように思う。


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指導|酒井恒太、中村知子