《クッション》羊毛
生徒が主体性を持つことのできる作品作りができないかと考え、皆で話し合い「100周年に向けてのテーマで何かできないか」という言葉が生徒から出てきたのが始まりでした。
その中で「羽仁吉一先生のタイサンボク」のお話が、“これからの自由学園へ希望的な未来を抱かせる”とても良いテーマだと意見がまとまり、皆で「タイサンボク」をテーマにすることを決めました。
実際にタイサンボクの実や葉っぱを取りに行き、スケッチをしたり、例年とは違った組織(柄)の構成も細かく皆でアイデアを出し合い、クッションの仕立てまでこなし、半年というタイトな期間の中でよくここまで仕上げることができたなと褒めてあげたい作品です。
初めのデザインの段階から美術展ではどのように飾られたら良いか、という展示風景までイメージを持って話をしていたので今回それが叶わず残念でしたが、コンセプトを持って生徒自身で作品に導けたことは素晴らしかったように思います。
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指導|石川愛