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自然のカタチ|最高学部1年[2019]

 自然が生み出す多様な形態には、読みつくせないほどの情報量が内在する。よく観察して観ることを繰り返す中で、それぞれのモチーフが持つ固有の形態感が、どのような構造の上に成り立ち魅力として成っているかに気付いてくる。そこには様々な質感、相対的な量の配分と空間における構成・構築性。部分と全体の形態感を統制する面と動勢。豊かな量感が織りなす立体としての造形的な魅力は、単なる外形の再現では生まれてこない。そこに一つの実空間を満たす存在が或るということ。形態の外にある虚の空間へと内部から向かう、生命のエネルギーをまるごと感じ掴み取らなければ、彫刻は成らない。


*写真をクリックすると作品全体をご覧いただけます


指導|酒井恒太、金井知子

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